メルマガ 第51号
売上はいつ計上するのか
こんにちは、税理士の長谷川です。お読み頂きありがとうございます。
このメルマガをお読みいただいている社長様にはしっかり儲けていただいて、
適切な節税をしてお金を残していきましょう。
今回からは売上・仕入・販売費管理費など細かいところを見ていきます。
また、決算に絡む点も説明していきます。
■売上の計上基準について
売上の計上基準ですが、原則は物の引き渡しがあった日です。
必ずしもお金が入ってきた日ではありません。
商品などの販売であれば「出荷基準」、「検収基準」、「使用収益開始基準」、
請負で物の引き渡しを要する場合には「完成引渡基準」、
請負で物の引き渡しを要しない場合(いわゆるサービス業など)には
「役務完了基準」、など他にもいくつか基準があります。
これらの基準を一度採用した場合には継続することになります。
■どの基準が良いのか
節税の観点から見れば基本的には検収基準のほうが、
取引先のチェックが終わってから収益を計上するため、
収益の計上時期が先送りとなり有利となります。
特に毎期利益が出る場合は有効です。
例えば3月決算で出荷が3月で得意先の検収が4月に入ってからとした場合、
検収基準では売上の計上時期が翌期となります。
■検収基準が有利とならない場合
しかし、設立時などまだ経費先行で赤字が出る場合や
消費税は前々期の売上(基準期間)が1000万円以上で課税されるため、
対象外から課税事業年度となる変わり目の期など、
必ずしも検収基準が有利になるとは限りません。
例えば今期が消費税の免税業者で来期から課税事業者となる場合、
今期のほうに売上を入れることが出来れば、
その売上分の消費税を支払わなくても良いことになります。
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■編集後記 ★
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メルマガ発行が正月を挟んで、2か月以上空いてしまいました。
その間、箱根駅伝での東洋大学2連覇などいろいろなことが
ありましたね。
どうしても、この時期は目先の業務の対応に追われてしまいますが
なるべく更新できるよう頑張ります。
それでは、次回以降もよろしくお願いいたします。
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